
NHKテキストで音読練習!
遠山顕の英会話楽習
2020年9月号より一部抜粋
テキストの音読用英文の下に、ワンポイントアドバイスなどをさせていただいています。
こちらもよろしければ参考にしてくださいね。
今回は、2020年9月号です。
音読用英文
一人二役でどうぞ。
B: How’s the BZB project going?
M: (Sighs.) We haven’t started.
B: Why not?
M: Well, it’s Elton. I’ve asked him time and again to collect the data, but he claims he’s too busy.
B: That’s interesting. I heard the same thing about you.
M: You did?
B: You two need to have a man-to-man talk and get the ball rolling.
M: Right.
NHKテキスト 遠山顕の英会話楽習 2020年 9月号より引用
ヒント
B: How’s the BZB project going?
BZBプロジェクトはどんな具合?
上司が部下にプロジェクトの進捗状況を尋ねています。
できるだけフラットに、かつずばっと聞いてみましょう。
このgoing は「行く」ではなくて、「進み具合」。
It’s going perfect. などど答える。
M: (Sighs.) We haven’t started.
(ため息をつく)まだ取り掛かっていないのです。
チームで取り組むプロジェクトなので、主語がweになっています。
自分も困っている感じで、申し訳なさそうに言いましょう。
B: Why not?
どうして?
否定文で言われたことへの理由は、Why not? と尋ねます。
(肯定文なら “Why?”)
M: Well, it’s Elton. I’ve asked him time and again to collect the data, but he claims he’s too busy.
あの、原因はエルトンです。データを集めるよう何度となく頼んだのですが、彼は忙しいの一点張りで。
エルトンという同僚のせいにしています。
自分は悪くないのに・・と自己保身に走りましょう(笑)。
time and again = 何度となく(うんざりするほど何度も・・というイメージ)
ask (him) to … = (彼に)・・・するように頼む
claim = 主張する
B: That’s interesting. I heard the same thing about you.
それはおもしろい。あなたについても同じことを聞きましたよ。
どうやらエルトンも似たようなことをボスに報告しているようです。
ボスらしく、フラットに言います。
M: You did?
そうなんですか?
意外なことを聞いて、びっくりしたように言いましょう。
B: You two need to have a man-to-man talk and get the ball rolling.
2人で腹を割って話し合うことが必要ね、スタートを切るために。
ボスとして、ビシッと決めます。
you two = あなたたち2人
need to … = ・・・することが必要、ぜひ・・・しなさい
man-to-man talk = 腹を割った話
have a talk = 話し合う
get the ball rolling = 始める
(keep the ball rolling = 継続する)
M: Right.
わかりました。
ボスの指示を受け取りましょう。
リズムに乗ってテンポよく
キャッチボールのようにテンポよく会話をやり取りできると楽しいですよね。
音読で練習した表現をいつか実際に使うかもしれないと意識して、トレーニングを積んでいきましょう。
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ではまた!

