
英語上達は本人のモチベーションが決め手
こんにちは。ななせです。
英語講師として日々いろんなお子さんに接して感じることは、英語上達は本人のやる気にかかっているということです。
上達は本人のモチベーション次第
英語に限らず習い事はなんでもそうですが、「楽しい!」「もっと上手になりたい!」「がんばる!」という気持ちをお子さん自身が持っていることが大切です。
つまり、親がやらせたい一心で気の進まないお子さんに無理やりレッスンを受けさせても、効果は期待できないということです。
体験レッスンでスイッチが入ることもある
初めてレッスンする方には、たいてい「お試し受講」として無料でレッスンを受けていただきます。
親御さんともお話させていただき、英語を学ぶ目的やどんなレッスンを期待しているのかなどを伺います。
それは直接質問して聞きだすというよりは、お話の中で感じとる、という感じです。
「やらされてる感」が強いお子さんには、できるだけレッスンの楽しさを感じてもらえるように心がけてレッスンします。
それでやる気になってくれたら大成功。講師冥利に尽きるというものです。
そこからのレッスンは教わる側も教える側もとてもやりやすく楽しい時間になります。
もちろん学習の成果もぐんと上がります。
イヤイヤやってる子は伸びない
また、体験レッスンから継続受講することになっても、どうしても「いやいや感」が抜けないお子さんもなかにはいます。たまに。
親御さんの期待が大きすぎてお子さんに厳しすぎる接し方をしているのか、すっかり英語嫌いのオーラが全身から出ていて、とりつく島もないような・・・。
私は講師ですから、もちろんそんなお子さんにもレッスンの申し込みがあればレッスンしますし、少しでも楽しさを感じてもらおうと試行錯誤しながらレッスンします。ヤル気スイッチを探るのです。
ですが、それでもあまりにひどい場合(レッスンが成立しないほど反抗的な場合など)は親御さんにも現状をお話して受講中止をお勧めすることになります。
講師を15年ほどやっている中で2回ほどありました。もうずいぶん昔のことですが。
一人目は3歳の男の子。まだお母さんにくっついていたくて習い事をするには早すぎる感じでした。
もう一人は小学校中学年の女の子。やる気はないもののある程度話せる子だったので、教材はあえて使わず英語で雑談をしたり、クイズを出したり、早口言葉を教えたりしていました。それはそれで彼女は少しは楽しめたようですが、親御さんとしては英検の勉強をさせたいということでしたので、今は本人ができる状態にないとお話して辞めていただきました。
話がそれました。
お子さんにやる気がないとき、親御さんとしては「少なくともレッスン中は英語に向き合ってくれるはずだから受けさせたい。レッスンがないとまったくやらない子なので、やる気がなくてもとにかく受けさせたい。」とおっしゃいます。
ですが、お子さんが「やらされてる感」の中でやっている限り、上達や定着は見込めないと私は思っています。
ヤル気スイッチを探し当てるのも講師の仕事
なんだか話がネガティブになってしまいましたが、決してネガティブな考えを持っているわけではありません。
やる気がないと英語は伸びないですが、やる気がない子は来るなと言っているのではなく、ひとまずはレッスンを受けてみて、やる気が出るのを待ってみる、というのもありだと思うのです。
講師や教材との相性が合えば突然ヤル気スイッチが入ることも十分ありますし、実際に講師はお子さんのヤル気スイッチを探りながらレッスンを進めていきます。
ですが、いつまでたってもやる気が起きず、それどころか悪化している場合はほかの講師に変えてみる、あるいは学習を中断してみるという判断も必要だということです。
お読みいただきありがとうございます。
ではまた。

