英検

英検合格へのアドバイス⑦
級を取得後、次の級を受けるタイミングは?

 
こんにちは。ななせです。
英検を下の級から順番に一つずつ取っていくことについて。
 
お子さんに多いやり方ですが、英語を初歩から勉強していく中で、段階的に級を取っていくことで学習成果を確認することができますね。
お子さんにとっても「次は○級をめざすぞ!」といった動機付けにもなり、実際これでがんばっているお子さんはたくさんいます。
このやり方自体はいいと思いますが、陥りやすい罠があります。
今回はそのお話を。
 
 

級の壁?

 英語を習い始めたお子さんが、まず一番下の5級を取り、翌年に4級、翌々年に3級と順調に級を上げていったとします。
残るは準2級、2級、準1級、1級ですから、この調子で毎年ひとつずつ級を上げていけば4年後に1級がとれるかというと、必ずしもそうはならないことは大人は容易に想像できると思います。
 
どこかで壁にぶち当たったり、スランプというほどではないにしても伸び方が初期の頃に比べてゆっくりになってきます。
以前はすごいスピードで理解していたのにどうしちゃったのかしらと心配される親御さんがいらっしゃいますが、これはごく普通のことなんです。
 

上の級ほどレベル差がある

 英検は上の級に行くほど難しいのは当然ですが、レベル差も開いていく印象があります。
英語を始めたてのころはまだ何も知らないスポンジの状態で、教わったことをどんどん吸収していきます。
ですが、次第に難易度が上がっていくと、新しい知識を取り込んで自分の中で定着させるのにいっぱいいっぱいになっていきます。
 
もちろん教える講師もそこは心得ているので、初心者と同じようなペースでは教えません。
特に個人レッスンであれば目の前の生徒の理解に合わせて、無理のないようにゆっくりと進めていきます。
 
ですが、英検の試験日は年に3回やってきます。合格点を取るのはまだ無理だろうなと講師が感じていて、「まだ受検はお勧めしませんよ・・」と言っても、本人と親御さんは「ダメ元で」と受けて結局落ちる・・・このパターン多いです。
順調に級を上げてきたのに、ある級からは立て続けに合格点が取れなくなってしまったらへこみますよね。
でも、逆に言えば、何度か落ちても不屈の精神で勉強してついに合格を勝ち取ることができたら喜びもひとしおですね。
 
 

伸びないときは知識の定着に努める

 どこに級の壁があるかは人それぞれですが、私が講師をしていて感じるのは準2級で壁に当たる人が多いようです。
 
少し乱暴な言い方になりますが、普通に勉強していれば3級までは誰でも取れるんです。
3級は中学卒業レベルですから、きちんと授業を理解している中3生なら取れて当たり前のレベル。小学生でも塾や家庭教師などで中学の先取り学習をしているお子さんなら普通に取れます。
 
さて、3級が取れて「さあ、次は準2級だ!」となるのですが、そこからが大変な人、多いです。
「3級まで」と「準2級から」では持ち合わせているべき知識の量がまるでちがいます。文法も単語もイディオムも新出のものが多いので、時間をかけてひとつずつ丁寧に覚えていく必要があります。
英語を学び始めた頃のスポンジの状態にもう一度自分をリセットして、
学びなおすくらいの気持ちがあるといいですね。
 
 

その3級レベル、本当に定着してる?

 ちょっと失礼な言い方になりますが、3級を合格点すれすれで受かった人やテクニックだけで何とか受かった人は、準2級レベルの勉強の前にもう一度3級レベルの復習をして、きちんと知識を定着させる必要があると思います。
「ぎりぎりでも取っちゃえばこっちのもの・・」
確かにそうなんですが、さらに上を狙うならやっぱりね、基礎固めをしておかないと後が辛いだけなんですよ。
 
中学レベルが十分理解できていて、余裕で3級に合格したお子さんならすぐに準2級の勉強を初めて大丈夫ですが、実際はなかなかそのような人はいないというのが正直なところです。

 焦らなくても大丈夫

「3級が取れたのですぐ次の準2級の対策を!」とお願いされることも多くあります。
ですが、準2級あたりからは受験間隔を開けて、十分な準備をしてからの受検をお勧めします。
お子さんなら時間はたくさんあります。地に足をつけていきましょう。
 
 
 
 
 
英検合格へのアドバイス⑦
級を取得後、次の級を受けるタイミングは? は
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オンライン英語講師として、小中学生の英語学習と大人のためのやり直し中学英語をレッスン中。 英語習得は何よりもまず本人の努力が不可欠。その努力が楽しい努力になるように、生徒さんの心に寄り添うレッスンを心がけています。