
英検合格へのアドバイス⑩
リスニング強化にラジオ講座
こんにちは。ななせです。
リスニングに強くなるには、「聴く」トレーニングと同時に「発音」のトレーニングも必要、と前の記事で書きました。
今回は、この二つのトレーニングにオススメな「NHKラジオ講座」についてです。
NHKラジオ講座
ラジオを聴くことで上質なレッスンを無料で受けられるNHKのラジオ講座は、リスニング強化以外でもおすすめです。
レベルも初心者から上級者まで、また子ども向け、学生向け、大人向けなどバラエティに富んだ講座がそろっています。
「上質なレッスンを無料で受けられる」と書きましたが、もちろんラジオなので一方通行なレッスンではあります。
ですが、どの講座も内容がおもしろく、きちんとした英語を教えてもらえるので、上手に使えばとても価値のある講座だと思いますよ。
放送時間が決まっていて、再放送もあるので、受けたい講座が都合のよい時間帯にあれば、テキストを買って受講してみてもいいでしょう。
リスニング強化のトレーニング
リスニングを強化したいなら、番組視聴中は手元のテキストは見ないで、聴くことに集中しましょう。
講師が「リピートしましょう」と言って間を開けてくれるところでは必ず声を出してリピートしましょう。
スキット(ダイアログ、ヴィニエットなど、番組によって呼び方は異なる)を何度か聞いたあと、可能ならシャドーイングをしましょう。
このときも、できればテキストは見ないでやりましょう。
シャドーイングって?
シャドーイングとは、ネイティブのお手本を聴きながら同時に自分でも言う練習のことです。
英文の出だし部分が聞こえたらすぐに同じように言っていきます。
遅れを取らないようにがんばりましょう。
追いかけながら言っていく様子は影武者のようですね。
このトレーニング、耳と口を同時に使います。
英文が長ければ長いほど効きます。
疲労感もハンパないですが・・
カタカナ英語を卒業する
ネイティブの話す英語を真似ることで、それまで自分がやっていた発音の違いに気づくはずです。
これは極端な例ですが、
This is a pen. は、Jisu izu a pen. ではなくて、Thisizapen. とひとかたまりで発音します。
is は iz と発音し、izu のように後ろに u はないんですね。
カタカナ英語になるのは、このように単語の後ろに母音をつけて発音するからです。
日本語の音の特徴を無意識に英語でもやってしまうんですね。
シャドーイングをカタカナ英語でやっていたらとてもついていけませんね。
シャドーイングでどうしてももたついてしまうところは、もしかするとカタカナ英語が原因かもしれません。
ネイティブのお手本とテキストを見比べて、違いを感じ取ってください。
トレーニングを通して、ネイティブの発音に近づき、イントネーションのつけ方も変わっていくと思います。
以前も書きましたが、自分が発音できない音は聴いても分からないものです。
聞き取れるようになるにはまず自分がネイティブに近い発音で言えるようにトレーニングすることが大事です。
音声教材で繰り返し練習するのもいい
何度か再放送はあるものの、次から次へと番組が進んでいってしまうと消化しきれなくなることもあるでしょう。
番組の音声教材もテキストとは別に販売されているので、自分のペースで繰り返しやりたい方は、少しお金はかかりますが購入をおすすめします。
では、また。

