
子どもの英語。
厳しく、それとも優しく教える?
そもそも「厳しい」って
どういうこと?
こんにちは。ななせです。
オンラインで英語を習うなら、講師は厳しいのと優しいのとどっちがいいですか?
小中学生なら、ほとんどの人が優しい人がいいと言うでしょう。
じゃ、親御さんは?
自分の子に英語を習わせるなら、講師はどっちのタイプがいいですか?
私の知る限り、多くの親御さんは「優しく教えてくれそう」な講師を選びます。
でも、「厳しくやってほしい」親御さんも中にはいらっしゃいます。
しかもその「厳しく」というのが、「怖い顔で威圧的に怒る」、「問題には常に正しく答えることを求め、間違いを許さない」といったことを講師に求めてきます。
たま~にいるんですよ。
そういう親御さんの子どもは、普段からよく怒られているのでしょう、なんだか自信なさげで、表情もうつろ。
なんでも親が決めてしまうので、自分では何も決められない感じ。
「もっと自己主張していいんだよ。親の言うことを跳ね返してごらん。」
なんて、講師の立場では言えませんが、内心言いたくてうずうずします。
そういう子は思春期を迎えたときに、思い切り親に反抗すれば親も目が覚めるかもしれませんね。
それとも、そのまんま大人になっていくんでしょうかね・・
他人事ながら気になります。
講師の厳しさって・・
受講後のの感想などから、どうやら私は「優しい」と思われているようです。
怒ったりしないからね^^
でも、レッスン自体は結構厳しくやってる方だと思いますよ。
レッスンでは毎回、前のレッスンでやった内容をテストするので、ちゃんと復習してないと何も答えられなくなります。
答えられないときは、
「ここ次回も同じこと聞くからがんばって覚えてね」
と励まします。
怒ったりはしません。
すると生徒は、
「この人、怒りはしないけど復習してないと全然答えられなくてつまんないや」となり、たいてい次からちゃんとやるようになります。
また、レッスン中は生徒の集中を切らさないように常にアプローチして、頭の中を忙しくさせます。
なので、威圧的ではないけれど、やる気がないと生徒はわからないことだらけでボロボロになります(笑)
もちろん、しっかり復習している生徒は思い切り褒めますよ。
そういう子はどんどん力を伸ばしていきます。
ちょっと自画自賛風に書いてしまいましたけど、何が言いたいかというと、
親や講師が怒ったりして厳しく接しても、生徒自身に自発的に学ぶ意思がない限り、成果は出ないということ。
だから大人は、威圧するんじゃなくて、子供をやる気にさせることが何より大事。
大人が威圧的な態度をとれば、子どもはやる気も自信もなくしてしまいます。
「優秀な子になってもらいたい。」
「自分の子ならここまでできるはず(なのに何でできないの!?)。」
そういう気持ちが子どもを追い込んでいないでしょうか。
いや、気持ちはわかりますよ。
優秀な子に育て上げようと親もつい必死になります。
でも、待って。
手塩にかけて育てた子どもが優秀な人になったら素晴らしいけれど、それって親の手柄なんでしょうか?
ちがいますよね。
子は親の所有物じゃありません。
親の理想の枠に当てはめてはいけません。
子どもの持つ可能性を信じて初めて、子どもは本当の意味で力を伸ばしていけるんです。
そこをわかってらっしゃる親御さんのお子さんは、レッスンしていても気持ちがよく、親子関係もステキです。
では。

