
ネイティブが普通に話す英語を
聞き取る力をつけるには
こんにちは。ななせです。
先日、ある大人の方から相談をいただきました。
「洋画を字幕なしで見れるようになりたい。そのための学習方法をアドバイスしてほしい」
ということでした。
洋画を字幕に頼ることなく見れたら、俳優のセリフを耳で聞きながら目はスクリーンに集中することができるので、より深く映画を味わうことができますね。
それが洋画鑑賞の醍醐味であり、洋画ファンなら誰しもが思うところだと思います。
その方にアドバイスしたことを以下にまとめます。
興味のある方は参考にしてくださいね。
前提として
そもそも、大人になってからのリスニング力は、何かをすれば一朝一夕につくというものではありません。
ある程度の覚悟をもったストイックなトレーニングが必要です。
自分の発音を見直す
自分が出せない音は聞き取ることができないと言われています。
自分の発音をできるだけネイティブのそれに近づける努力をしましょう。
CDなどの音源を使って徹底的に真似をしましょう。
シャドーイング
シャドーイングとは、ネイティブが話す音源を聞きながら、それに合わせるように自分でも同じことを言っていくトレーニングです。
これにより、英語独特のイントネーションやリズム感を身につけることができます。
音源が聞こえてきたらすぐさま自分も同じように言っていきます。
音源から1、2単語遅れて言うことになります。影武者のように。
最初はスクリプトを見ながら。慣れたら何も見ないでやります。
その際、発音や抑揚のつけ方も音源の通りに真似します。
自分が音源の人になったつもりで、身振りなどもつけて少し大げさにやるとさらにいいです。
シャドーイングする前の準備
順番が前後しますが、いきなりシャドーイングするのではなく、その前に準備があります。
まずは英文を読み込みましょう。
読んでみて、わからない単語があれば意味を確認し、文全体の意味も訳文でチェックしておきます。
さらに音読を何度かして、ある程度読めるようになったらシャドーイングを始めます。
当然ながら、シャドーイングは文が長くなるほど難易度は上がります。
また、音源が英語学習者向けにナレーターがゆっくりはっきり話しているものは比較的簡単ですが、洋画のワンシーンやインタビューやニュースといったものになると、スピードも速いし人によっては訛りやクセがあったりで、なかなか手ごわいものになります。
まずは易しいものから始めて徐々にレベルアップしていくのがいいですね。
いろんな英語を聞く
ネイティブの英語と一口に言っても、実は人によっていろんな癖があります。
みんながみんな英検のリスニングテストのような美しい発音でしゃべっているわけではないし、むしろ癖があったりスラングを多用していたり、もごもごと言いよどんだりする人の方が多いかもしれません。
なので、洋画の英語を聞き取るレベルを目指すなら、いろんな人の、いろんな話題の話を聞いていくといいですね。
このトレーニングにおすすめの教材は
アルクの English Journal は、毎月発売されている良質な英語学習誌です。
CD付きで、決して易しい内容ばかりではないですが、しっかり使いこなせば確かな手ごたえを感じるはずです。
スクリプトと訳文が同じページに掲載されているので見比べながら読むことができます。
CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2019年9月号
↑ は今発売中の2019年9月号。毎月6日が発売日です。
今日もご覧いただきありがとうございました。

